N3文法

N3文法 ~に対して

に対して

意味

対象

行為や感情が向かう対象を表す

例:会社に対して、親に対して、知らない人に対して etc.

対比

ある事柄について、二つの状況を対比する

例:元気なのに対して、難しいのに対して etc.

接続

対象

N+に対して

対比

V普/i-A普/Na普/N普+のに対して

NaとNの辞書形は「Na+な/Na+である」「N+な/N+である」の形で接続します。

元気なのに対して/元気であるのに対して

学生なのに対して/学生であるのに対して

解説

意味は上記の通り、二つに分類されます。

それぞれの意味をもう少し詳しく説明します。

対象

行為や感情が向かう対象を表すときに使います。

そのため、対象の意味を持つ助詞「に」や「を」に置き換えられる場合が多いです。

先生は学生に対して甘いです。⇒先生が学生甘いです。

また、名詞に接続する場合は「Nに対するN」という形になります。

「て」を省略して「~に対し」という使い方もできます。(少し硬い表現になります。)

対比

ある事柄について、二つの状況を対比するときに使います。
中立的な立場で対比するため、不満などの感情は含まれません。

大きく分けて「対象」と「対比」の二つの意味があり、接続の形が異なる点に注意すること。

 

補足

「対比」の意味を更に細かく分類すると「割合」を表す以下のような表現があります。

接続:N+数量詞+対して

私の会社では、家族一人に対して3,000円の手当がもらえます。
「家族一人」を単位として、その単位に応じてという意味。

この料理は醤油3に対して酢を1入れると美味しくできます。
「醤油3」を単位として、その単位に応じてという意味。

対比文法

vs ~に反して

準備中

例文

対象

彼は親に対して毎日文句ばかり言っています。

先生は私の質問に対して丁寧に答えてくれました。

対比

長男はとても真面目なのに対して、次男は不真面目です。

彼女がAチームを応援しているのに対して、私はBチームを応援しています。

参考論文

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