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形容詞とは
人や物の性質や状態を表し、活用を持ち、述語や名詞を修飾する品詞です。
「修飾」とはある部分が他の部分にかかっていくことです。述語にかかることは「連用修飾」、名詞にかかることは「連体修飾」といいます。
名詞を修飾する形(連体形)が『い』で終わるものは「イ形容詞」、『な』で終わるものは「ナ形容詞」と呼びます。
また、人の感情や感覚を表す「感情形容詞」と事物の性質や形状を表す「属性形容詞」に分けられます。
い形容詞とな形容詞
い形容詞
名詞を修飾する形(連体形)が『い』で終わるものは「イ形容詞」と呼びます。
丁寧形 | 普通形 | |
現在形・肯定 | 大きいです | 大きい |
現在形・否定 | 大きくありません/ 大きくないです | 大きくない |
過去形・肯定 | 大きかったです | 大きかった |
過去形・否定 | 大きくありませんでした/ 大きくなかったです | 大きくなかった |
「良い」は特別な活用するので注意すること。
丁寧形 | 普通形 | |
現在形・肯定 | 良(い)いです | 良(い)い |
現在形・否定 | 良(よ)くありません/ 良くないです | 良(よ)くない |
過去形・肯定 | 良(よ)かったです | 良(よ)かった |
過去形・否定 | 良(よ)くありませんでした/良くなかったです | 良(よ)くなかった |
学校文法では「形容詞」と呼ばれています。
な形容詞
名詞を修飾する形(連体形)が『な』で終わるものは「ナ形容詞」と呼びます。
丁寧形 | 普通形 | |
現在形・肯定 | 元気です | 元気(だ) |
現在形・否定 | 元気じゃありません/ 元気ではありません | 元気じゃない |
過去形・肯定 | 元気でした | 元気だった |
過去形・否定 | 元気じゃありませんでした/元気ではありませんでした | 元気じゃなかった |
学校文法では「形容動詞」と呼ばれています。
「な形容詞」と「名詞」の二つの特徴を持つ語もあります。
名詞:平和の象徴 な形容詞:平和な日常
名詞:自由の女神 な形容詞:自由な時間
感情形容詞と属性形容詞
感情形容詞
人の感情や感覚を表す形容詞を「感情形容詞」と言います。
い形容詞
嬉しい、悲しい、懐かしい、怖い、辛い、恥ずかしい・・etc
な形容詞
好き、嫌い、心配、不安、感動、幸せ・・etc
感情形容詞は、第三者を主語として用いることができません。
(私は)友達に会えてとても嬉しい。
彼は友達に会えてとても嬉しい。
第三者を主語にする場合は、第三者の外的な様子を表すことができる「~がる」が用いられます。
がっている。
彼は友達に会えてとても嬉しN3文法 ~がる 意味
主に第三者の感情、身体的感覚、要望や希望を表す場合に使われます。 例:面白がる、暑がる、痛がる etc.
接続
Vたい+がる...
属性形容詞
事物の性質や形状を表す形容詞を「属性形容詞」と言います。
い形容詞
大きい、小さい、高い、低い、広い、狭い・・etc
な形容詞
静か、簡単、有名、便利、複雑・・etc
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