品詞

日本語教育の「名詞」

名詞

名詞とは

人や物の名称を表し、活用はなく、助詞によって述語との関係が示され、文の中で主語や目的語になることができる品詞です

名詞は「普通名詞」「固有名詞」「数量詞」「代名詞」「形式名詞」などに分類されます

名詞の活用

丁寧形普通形
現在形・肯定学生です学生(だ)
現在形・否定学生じゃありません/
学生ではありません
学生じゃない
過去形・肯定学生でした学生だった
過去形・否定学生じゃありませんでした/
学生ではありませんでした
学生じゃなかった

「名詞」「な形容詞」の二つの特徴を持つ語もあります。

名詞:平和の象徴 な形容詞:平和な日常
名詞:自由の女神 な形容詞:自由な時間

名詞の種類

普通名詞

同類のもの全てに通じる一般的な名称のことを「普通名詞」と言います。
その中でも、具体的な内容を表す名詞は「具体名詞」、抽象的な内容を表す名詞は「抽象名詞」と言います。

具体名詞

学校、教室、机、パソコン、ペン、ノート・・etc

抽象名詞

愛、時間、心配、困難、友情、平和・・etc

固有名詞

世の中に一つしかない特定された名詞を「固有名詞」と言います。

固有名詞

日本、池袋、富士山、宮崎駿、イチロー・・etc

数量詞

数量や順序を表す名詞を「数量詞」と言います。
数量を表す名詞を「基数詞」、順序を表す名詞は「序数詞」と言います。

基数詞

個、本、枚、台、匹、冊・・etc

序数詞

~番、~級、~段、~課、~位、~回目・・etc

名詞は基本的に格助詞が付きますが、基数詞は副詞のように格助詞を付けないで使われることがあります。
部屋に猫が二匹います。
本を三冊買いました。

代名詞

人や物などを指し示す一般的な名称を「代名詞」と言います。
人物を表す名詞を「人称代名詞」、事物、場所、方角などを表す名詞は「指示代名詞」と言います。

人称代名詞

私、僕、あなた、君、彼、彼女・・etc

指示代名詞

これ、それ、あれ、どれ、ここ、この、こちら・・etc

「この」「その」「あの」「どの」「連体詞」として考えられる場合があります。

形式名詞

具体的な意味が薄く、単独では主語や述語になれない名詞を「形式名詞」と言います。

形式名詞

こと、の、ところ、もの、わけ、つもり・・etc

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