意味
二つの動作が並行して行われる意味を表します。
例:テレビを見ながら、音楽を聞きながら、歩きながら etc.
接続
Vます+ながら
解説
二つの動作が並行して行われる意味を表します。
意志的で時間的に幅がある動作(継続動詞)に使われ、後件は主の動作、前件は主の動作を行う様子などを描写する場合が多いです。
ながら勉強しています。
母は歌を歌いながら料理をしています。
前件と後件の主語は同じでなければいけません。
前件の主語は「私」、後件の主語は「彼」なので、間違っています。
前件も後件の主語も「私」なので、正しいです。
現状目に見えている動作だけでなく、一定期間に二つのことを並行して繰り返し行う場合にも使えます。
ながら日本語学校で勉強しています。
母は働きながら私を育ててくれた。
通常意志を持った人の動作に使われますが、自然現象などで自身で何かを発生させたり、変化したりする場合は人の動作以外でも使えます。
ながら、私達の方に向かってきた。
台風は進路を変えながら、多くの街に被害を与えている。
通常は時間的な幅を持つ継続動詞にしか使えないですが、ある時間的長さを持つ過程の中で繰り返し行う動作の場合は、瞬間動詞も使うことができます。
ながら、色々な情報を集めた。
世界一周旅行をしていた時、各国の大学に寄り「寄る」は瞬間動詞ですが、世界一周という長い過程の中で、繰り返し行っている動作なので使用することができます。
古い流行語で「ながら族」という言葉があります。
死語(すでに使われていない語)と言われていますが、ネットで検索すると使っている人はまだいるみたいなので、紹介しておきます。
何か他の事をしながらでないと集中できない人のこと。二つ以上のことを同時に行う習慣を持っている人。
当時は悪い意味として使われていたようですが、近年は「音楽を聞きながら仕事をする」のように、同時にすることでより効率的、効果的に物事を行うことができるという考えが生まれているので、決して悪い意味ではないですね。
対比文法
準備中
例文
ながら本を読んでいます。
私は寝る前に音楽を聞きながら運転してはいけません。
スマホを触りながら仕事をしています。
彼はいつも誰かの文句を言いながら朝までたくさん語った。
久しぶりに会った友人とお酒を飲みながら掃除をします。
歌い