N5文法

N5文法 ~たい

~たい

意味

ある行為をすることに対する願望を表します。

例:食べたい、行きたい、遊びたい etc.

接続

Vます+たい

解説

動詞のます形に接続して、ある行為をすることに対する願望を表します。

来年、世界一周旅行したいです。
子供の時、サッカー選手になりたかったです。

「Vます+たい」の形で「い形容詞」となり、「い形容詞」と同じ活用します。

現在形:食べたい
否定形:食べたくない
過去形:食べたかった
過去否定形:食べたくなかった
名詞接続:食べたい料理

補足

疑問文の場合は聞き手の願望を尋ねることができます。

何か飲みたいですか?
パーティーへ行きたいですか?

目上の人や親しくない人に使うと失礼になるので注意してください。
社長、何か飲みたいですか? 

社長、何かお飲みになりますか? 

補足

第三者を主語にすることはできません。

田中さんは新しい車を買いたいです。
彼は外国人の友達を作りたいです。

第三者を主語にする場合は、第三者の要望を表す「~がる」、伝聞や話し手の判断を表す「~らしい」「~ようだ」などと一緒に使えば可能です。

田中さんは新しい車を買いたがっています
彼は外国人の友達を作りたいらしいです

「~がる」の文法については以下の記事を見てください。

N3文法 ~がる 意味 主に第三者の感情、身体的感覚、要望や希望を表す場合に使われます。 例:面白がる、暑がる、痛がる etc. 接続 ...

以下の場合は、第三者が主語でも「~たい」を使うことができます。
・名詞修飾する場合。
彼女が買いたい財布は、もう売り切れてしまった。

・小説のように話し手の視点が自由に移動できるような場合。
田中はどうしても金を稼ぎたかった。

補足

行為が「ご飯を食べる」「車を買う」など、助詞「を」を使う場合、「~たい」を使うと、「ご飯が食べたい」「車が買いたい」のように助詞「が」に置き換わる場合があります。

今でも多くの日本語学校では、「~たい」を使う場合は助詞は「が」に変わるとルールのように指導している学校も多いです。
確かに初級の学習者にこの使い分けを教えるのは困難なので、細かい使い分けを指導する必要はありません。
ただ、実際日本人がどのように使っているかの統計データでもはっきりしていますが、圧倒的に「を」を使う場合が多くなっているとのことです。
また、後述しますが「が」に置き換えると不自然になるケースも多く、これらの事実からわざわざ「が」に変わるという指導をするのには疑問を感じます。

上記の「参考」に記載したように、「を」の方が圧倒的に使用頻度が高いことから、基本は「~を~たい」の形であることを前提にして、「が」に置き換えられない場合を理解するのがわかりやすいでしょう。

「が」に置き換えられない場合

以下のパターンでは「を」を「が」に置き換えができません。

①対象の意味を表す「を」以外の場合
飛びたいです。(通過点の「を」)

大学卒業したいです。(起点の「を」)

②対象が人である場合
殴りたいです。

彼女呼びたいです。

③「を」と動詞の間に他の要素がある場合
今日はお酒友達と一緒に飲みたいです。

私は英語もっと上手に話したいです。

④「~たい」が他の文法と複合して使われている場合
私はこれからもずっと日本で仕事続けていきたい。(「~ていく」+「~たい」)

彼女には本当のこと伝えておきたい。(「~ておく」+「~たい」)

また、「が」と「を」の違いを以下のように理解しておくといいでしょう。

「が」・・・対象である「何か」に重点がある。
「を」・・・「何をするか」という行為に重点がある。

この違いから、対象である「何か」に重点がある場合は「が」を使った方が自然になります。
重点がある=そのものが詳しく特定されている、と考えてみるといいでしょう。

音楽聞きたいです。
音楽聞きたいです。
米津玄師さんの「Lemon」聞きたいです。
米津玄師さんの「Lemon」聞きたいです。

どれも間違ってるとは言えないと思いますが、「音楽」と不特定な言葉で表されたものより、「米津玄師さんの「Lemon」」と特定された言葉の方が「が」は自然に感じるのではないでしょうか?

もう一つ例を挙げてみましょう。

焼肉食べたくないですか?
焼肉食べたくないですか?

「が」は特定されているものと言いました。
相手に何か尋ねる場合、すでに特定されている「が」を使ってしまうと、相手に他の選択肢がなくなってしまうので、このような場合は「を」を使った方がいいです。
ただ、自分がどうしても焼肉を食べたいという気持ちが強いのなら、「が」でも間違いではないでしょう。

補足

あるものを手に入れることに対する願望を表す「~がほしい」と混乱する学習者が多いので、以下の記事を参考にしてください。

N5文法 ~がほしい 意味 あるものを手に入れることに対する願望を表します。 例:お金がほしい、テレビがほしい、彼氏がほしい etc. 接続...
ある行為をすることに対する願望を表す。第三者を主語にはできないことに注意。中上級以上の学習者には格助詞「が」と「を」の使い分けも理解させること。
 

 

対比文法

準備中

例文

私は日本の大学に入りたいです

将来、日本の企業に就職したいです

昨日のパーティーに行きたかったです

本当は医者になりたくありませんでした

今年は絶対にN1に合格したいです

彼は、私の妹と結婚したがっています

彼女は、ずっと両親に会いたいと言っています。

参考論文

検索中
– LINE追加・イベント申込み –
友だち追加
LINEの友達追加はこちらからどうぞ。定期的に日本語教育に関わることや
勉強会の開催などの情報を配信いたします!
日本語教師の勉強部屋
当サイトの管理人が日本語教育についての
質問に回答したり、情報を配信したりしています。
日本語教育に関する勉強会などのイベントを開催中Free

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です