意味
時間を表す名詞について「その期間」、一定の時間継続する動作を表す名詞について「その状態が続いていること」を表します。
例:今月中、休暇中、仕事中、旅行中 etc.
接続
N+中
解説
「今月」「休み」「休暇」など時間を表す名詞について「その期間」、「仕事」「旅行」「食事」など一定の時間継続する動作を表す名詞について「その状態が続いていること」を表します。中は「ちゅう」と読みます。
中に、プログラミングの勉強を始めることにした。
授業中にお菓子を食べてはいけません。
学習者からよくこんな質問があります。
「午前中」は正しいのに、どうして「午後中」はダメなんですか?
簡単に説明しますね。
「午前中」の期間は「朝起きてから正午」までという考えが一般的です。
そのため、「午前中に荷物を届けます。」と言われれば、「正午」までとはっきりしています。
もし、「午後中」という言葉があるなら「正午から真夜中0時」まででしょうか?それとも「寝るまで」しょうか?
午後の時間というのは、人によって行動がさまざまであり、終わりの時間を明確にすることが難しいものです。
そのため「午後中に荷物を届けます」と言われても、いつまで待てばいいかもはっきりしません。
午後の時間帯を表す言葉が「夕方」「夜」「夜間」「深夜」など色々な言葉があるのは、こういった理由からだと思われます。
物や場所を表す音読みの名詞と接続して「~の中」という意味を表します。
中にはおよそ20%の酸素が含まれている。
ホテルの予約ができなかったので、車中で一日過ごした。
その範囲の中に含まれる事柄を表します。数量詞の後について、その全体数を表すこともできます。
中の幸いだ。
私達のクラス30人中15人がインフルエンザにかかったので、学級閉鎖となった。
中は「じゅう」と読む場合もあります。
「中(じゅう)」と接続した場合は以下のようになります。
「時間を表す名詞+中」・・・その間ずっと。
弁護士の資格をとるために、今年は一年中勉強していた。
「場所を表す名詞+中」・・・その場所全体。
このバンドは世界中で人気がある。
「集団を表す名詞+中」・・・その成員全て。
私の家では、お正月に親戚中が集まる。
対比文法
準備中
例文
中は、職員室に入ってはいけません。
試験期間中に、宿題を提出してください。
今週中です。
申し訳ございません。ただいま田中は会議中なので、通ることができない。
この道は工事中、彼女のことを考えている。
彼女のことが好きで、四六時