意味
精神的、身体的理由である動作をすることが難しいことを表します。
例:言いづらい、断りづらい、頼みづらい etc.
接続
Vます+づらい
解説
精神的、身体的理由である動作をすることが難しいことを表します。
話し言葉でも書き言葉でも使われるが、どちらかと言えば書き言葉として使われています。
基本的には「意志動詞」に接続します。
づらい。(精神的理由)
指を痛めてしまったので、字が書きづらい。(身体的理由)
似た文法で「~にくい」という文法があります。
「~にくい」も「精神的理由」「身体的理由」で難しいと表現したい場合使うことができますが、「外的な要因」によって困難であるという場合に使われることが多いです。
部長に仕事を辞めると言いたいが、今は言いにくい。
→部長の周りにたくさんの人がいて、言うのが難しい(外的要因)
部長に仕事を辞めると言いたいが、今は言いづらい。
→部長にお世話になっていて申し訳ない気持ち(内的要因)
漢字を書く練習をしているが、字が書きにくい。
→ペンが良くなくて、字がしっかりと書けない(外的要因)
漢字を書く練習をしているが、字が書きづらい。
→指を怪我してしまっていて、痛くて字がしっかりと書けない(内的要因)
話し手の意志的な動作から発生する「辛い」という気持ちを表すため、物理的、自然現象には使えません。
この工場で作られているコップは割れづらい。
上記のような、物理的現象を表す場合は「~にくい」を使うことができます。
この工場で作られているコップは割れにくい。
動詞に「~づらい」が接続すると「い形容詞」になります。
現在形:食べづらい
否定形:食べづらくない
過去形:食べづらかった
過去否定形:食べづらくなかった
名詞接続:食べづらい料理
基本的に「意志動詞」に接続すると記載しましたが、人や薬などを使ってある程度制御することが可能な場合は「無意志動詞」も使える場合があります。
ほとんどの教科書や記事には無意志動詞は使えないと書かれていますが、実際使われているケースは多いようなので注意しましょう。
づらいようだ。
30歳を過ぎてから、だんだんと脂肪が落ちづらくなってきた。
「つらい」を漢字で書くと「辛い」です。
話し手が精神的、身体的に「辛い」という意味を表しています。
対比文法
準備中
例文
づらい。
先週も友達の誘いを断ったから、今日は断りづらい。
体調が悪くなったからシフトを代わってもらいたいけど、田中さんとは仲良くないので頼みづらい。
せっかく彼女が中華料理を作ってくれたのに、今さら中華は嫌いだとは言いづらい。
この小説はとても字が小さくて読みづらい。
この椅子は私にとって小さいので、座り