N3文法

N3文法 ~たて

~たて

意味

「~してすぐ」という意味で、新しさ、新鮮さが感じられる場合に使われます。

例:焼きたて、作りたて、習いたて etc.

接続

Vます+たて

解説

「~してすぐ」という意味で、新しさ、新鮮さが感じられる場合に使われ、プラスの意味を表します。
その「新しさ」「新鮮さ」の状態、性質は長く続くものではありません。

このパン屋さんのパンはいつも焼きたてです。
この料理はできたてで温かいから、早めに食べてくださいね。

補足

名詞に接続する場合、「~たてのN」の形になります

北海道で飲んだ搾りたての牛乳は今まで飲んだ牛乳の中で一番おいしかったです。
この海の近くの料理屋さんでは、取りたての魚をいつでも食べられます。

補足

多くは物に使われますが、人に使われることもあります
人に使われるときは、人生の中のある場面を表すことが多いです。

社会人になりたての頃は仕事の進め方が全く分からず不安ばかりでした。
習いたてのギターをみんなの前で披露するのはとても緊張します。

補足

主に他動詞に接続しますが、自動詞に接続する場合もあります

採れたての野菜はとてもおいしいです。(自動詞)
採りたての野菜はとてもおいしいです。(他動詞)

これらの意味の違いは自動詞、他動詞の持つ本来の意味と同じです。

自動詞・・ある自動行為によって生じた結果。
他動詞・・人の意識的な行為によって生じた結果。

「~してすぐ」という意味で、新しさ、新鮮さが感じられる場合に使われる。「新しさ」「新鮮さ」が必要となるので、接続する動詞は限られている。
 

 

対比文法

準備中

例文

獲れたてのマグロは身が引き締まっていておいしいです。

できたての料理を食べてもらいたいので、夫の帰りはいつも遅いです。

今日は購入したてのカメラを持ってハイキングに行きます。

彼女は欧米から帰国したてなので、日本の習慣に戸惑っています。

入学したてのときは友達もいなくて毎日つまらなかったです。

参考論文

中村重穂 「「~たて」に関する一考察 : 「~たばかり」との比較を通して」
「「~たて」に関する一考察 : 「~たばかり」との比較を通して」
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