意味
ある分野における知識や能力が他の人よりも優れていることを表します。
例:テニスにかけては、知識にかけては、~することにかけては etc.
接続
N+にかけては
V辞+こと+にかけては
解説
ある分野における知識や能力が他の人よりも優れていることを表し、自分の能力を誇ったり、誰かを誉めるときに使われます。
後件には「一番だ」「上手だ」「優れている」「最高だ」「負けない」「右に出る者はいない」などのプラスの評価を表す言葉が続きます。
中学生の時からテニスをしているので、テニスにかけては誰にも負けません。
パソコンの知識ににかけては彼の右に出る者はいません。
名詞と接続する場合は「~にかけての+N」という形になります。
野球にかけての知識は誰にも負けません。
彼の商売にかけての才能は父親から譲り受けたものです。
形容詞の名詞化(例:暑い→暑さ、便利→便利さ)した形と接続することも多いです。
足の速さにかけては学校で彼に勝てる人はいません。
食材の新鮮さにかけてはこの店が一番です。
複数の優れた点がある場合は「並列・不可」の「も」を用いて、「~にかけても」という使い方もできます。
彼は野球に知識だけでなく、サッカーの知識にかけても誰にも負けません。
彼女は記憶力だけでなく、計算力にかけても優れています。
失敗したときはNを失う覚悟だという意味を表す「N+にかけても」とは意味が全く異なるので注意してください。
対比文法
準備中
例文
特技はないけど、ご飯を食べる速さにかけては一番だと思っています。
この町は自然の豊かさにかけては他のどの町にも負けません。
人を楽しませることにかけては彼がクラスで一番です。
あなたを愛することにかけては他の誰にも負けません。
日本が好きだという気持ちにかけては誰よりも強いと思います。























