意味
あるものを手に入れることに対する願望を表します。
例:お金がほしい、テレビがほしい、彼氏がほしい etc.
接続
N+がほしい
解説
名詞に接続して、その名詞を手に入れることに対する願望を表します。
対象を表す格助詞「が」が使われます。
がほしいです。
新しい財布がほしいです。
「~がほしい」は英語では動詞の”want”にあたるため、動詞と勘違いしてしまう場合がありますが、「い形容詞」ですので注意しましょう。
現在形:ほしい
否定形:ほしくない
過去形:ほしかった
過去否定形:ほしくなかった
名詞接続:ほしい本
疑問文の場合は聞き手の願望を尋ねることができます。
がほしいですか?
可愛い洋服がほしいですか?
目上の人や親しくない人に使うと失礼になるので注意してください。
社長、飲み物がほしいですか?
社長、飲み物はいかがですか?
第三者を主語にすることはできません。
がほしいです。
彼は外国人の友達がほしいです。
第三者を主語にする場合は、第三者の要望を表す「~がる」、伝聞や話し手の判断を表す「~らしい」「~ようだ」などと一緒に使えば可能です。
ほしがっています。
彼は外国人の友達がほしいらしいです。
「~がる」の文法については以下の記事を見てください。
以下の場合は、第三者のことでも「~ほしい」と言い切ることができます。
・名詞修飾する場合。
彼女がほしい財布は、もう売り切れてしまった。
・小説のように話し手の視点が自由に移動できるような場合。
田中はどうしても金がほしい。
「否定文」の場合と「対比を表す」場合は、助詞「が」ではなく、「は」を使います。
がほしくありません。
私は新しい洋服はほしくありません。
私は新しい洋服がほしくないが、お金がほしいです。
私はプレゼントはほしくないが、お金はほしいです。
私はプレゼント全ての名詞が接続できるわけではありません。
「旅行する」「勉強する」のように、動作を含む名詞(する動詞)には接続できません。
がほしいです。
私は日本語の勉強がほしいです。
この場合は、ある行為をすることに対する願望を表す「~たい」を使いましょう。
がしたいです。
私は日本語の勉強がしたいです。
「~たい」の文法については以下の記事を見てください。
「する動詞」でも「連絡がほしい」「返信がほしい」のように接続できる場合があります。
ただし、この場合は「連絡がしたい」「返信がしたい」のように、話し手がその動作をすることに対する願望を持っているわけではなく、相手がその動作をしてくれることに対する願望なので、意味が異なります。
対比文法
準備中
例文
がほしいです。
今年中に彼氏がほしいです。
もっと遊ぶ時間がほしいです。
テレビと洗濯機と冷蔵庫はほしくありません。
今は彼女はほしいですが、ipadはほしくありません。
パソコンがほしいと言っていました。
彼は外国人の友達をほしがっています。
田中さんはいつもお金