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意味
前件より後件の方が前に行われることを表します。
「前」は「時間」と「空間」の位置を表します。
ここでは「時間」を位置を表す「前」について述べますが、簡単に「空間」の位置を表す例文をあげておきます。
前を歩いているだけでドキドキする。
→空間的に好きな子が前にいるという意味を表します。
接続
Vる+前
Nの+前
解説
前件より後件の方が前に行われることを表し、前後関係を客観的に示しています。
「前に」「前から」など助詞と一緒に使われることも多いです。
名詞と接続する場合は、動作性のある名詞と接続します。
前、留学していました。
ごはんを食べる前に手を洗います。
文のテンス(過去か非過去か)は文末のテンスによって決まります。
前に、昨日の復習をします。(非過去)
授業が始まる前に、昨日の復習をしました。(過去)
文のテンスが「過去」の場合、「~前」に接続する動詞も「過去」にしてしまう学生が多いですが、どんな時でも「~前」に接続する動詞は「辞書形」と接続することをしっかり伝えましょう。
前に、昨日の復習をしました。
授業が始まった補足
前件(従属節)の主語の助詞は「が」が使われます。
が家に来る前に、部屋の掃除をします。
先生が教室に来る前に宿題を終わらせました。
補足
ほとんどの動詞に接続しますが「ある」「いる」「~ている」などの存在の意味を表す動詞には接続しません。
ある前に、貧乏でした。
母がいる前に、帰りました。
前件より後件の方が前に行われることを表し、前後関係を客観的に示す。
対比文法
準備中
例文
前に復習します。
授業の前にジムに行きます。
仕事の前に先生と相談しました。
家族に相談する前に、薬を飲んでください。
夕飯を食べる前に「いただきます」と言います。
日本では、ご飯を食べる参考論文
検索中
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初めまして。
「食事の●に薬を飲みます」「食事の●で薬を飲みます」
という文で、「後」はどちらにも入れられるのに、どうして「前」は「前で」にできないのか…と調べております。
「前」は「時間と場所の両方がある」とのこと、ちょっとヒントになりそうな気がしています。「で」がつくと、「場所」しか表さなくなるからでしょうか。
初めまして。
コメントありがとうございます。
こちらについては以前整理してまとめた記憶があるのですが見つからないので頭にあることを簡単に書いてみます。
確かに場所を表す「前で」の影響もあるかと思います。
「後で」の助詞「で」の意味が何かというところもヒントになるかと思いますが、「手段」「限定」などで考えると少し見えてくるかと思います。
「で」を手段、方法の「で」と考えた場合、「~後で・・する」=「~した後の時間を使って・・する」と考えて、特に時間の制限はありません。
「~前で・・する」=「~する前の時間を使って・・する」となると、現在からある行為をするまでの時間に限られた時間になります。
この制限が使いにくさを生んでいるのかなとも思います。
「で」は「にて」が変化したものと思いますが、こちらも基本は「で」と同様な意味を表すかと思います。
この「て」を継起の「て」などと捉えることができると「後」にしか使えない理由にもなるかもですが、、今思った根拠もない持論です。
本ブログはしばらく更新しておらずコメントもあまり確認できていないので、議論することは難しいのですが、少しでも参考になれば幸いです。