意味
ある動作をすることが簡単であること、または簡単にその状態になることを表します。
例:食べやすい、歩きやすい、読みやすい etc.
接続
Vます+やすい
解説
ある動作をすることが簡単であること、または簡単にその状態になることを表します。
プラスの意味でも、マイナスの意味でもどちらでも使うことができます。
主に「意志動詞」に接続するか、「無意志動詞」に接続するかで意味のニュアンスが異なります。
ある動作をすることが簡単であること
やすい。
友達のペンは私のペンより書きやすい。
簡単にある状態になること、そういう傾向があること
やすい。
甘い物をたくさん食べると、虫歯になりやすい。
「簡単にある状態になること、そういう傾向があること」の意味の場合は、「~がち」と置き換えられる場合が多いです。
昔のカメラは最近のカメラと比べて壊れがちだ。
甘い物をたくさん食べると、虫歯になりがちだ。
動詞に「~やすい」が接続すると「い形容詞」になります。
現在形:食べやすい
否定形:食べやすくない
過去形:食べやすかった
過去否定形:食べやすくなかった
名詞接続:食べやすい料理
「やすい」を漢字で書くと「易い」です。
「易(やさ)しい」と同じ漢字でもあるので「簡単だ」という意味になることも納得ですね。
以下のような誤用があるので注意しましょう。
日本語は勉強しやすいです。
「~やすい」は「簡単です」の意味ですと教えると上記のような使い方をする学習者がいます。
学習者が「日本語は簡単です」と言いたいんだろうなということはすぐわかります。
ここで、一度確認しなければいけないことは以下です。
「簡単」であるのは「やすい」に接続している「動詞」。
そのため、「勉強しやすい」というのは「勉強が簡単」という意味であり、「日本語が簡単」ではありません。
初級者はこういった誤用は多いので、注意しましょう!
「勉強しやすい」という言い方が間違っているわけではありません。
やすい言語だと言われています。
日本語は勉強しこのように使うこともよくあります。
これは「勉強が簡単」という意味で使われているので正しいのです。
例えば、フランス語やスペイン語には「男性名詞」「女性名詞」などがあり、名詞を覚えることは大変です。
日本語は難しいけど、これらの言語と比べたら名詞を勉強することは簡単だなと思うでしょう。
そんな時、「日本語の単語は勉強しやすいね」って言えますね。
対比文法
準備中
例文
やすい。
転校生の彼は趣味も同じでとても話しやすい。
私はお酒は苦手だけど、このワインはとても飲みやすい体質だ。
娘は体が弱く、風邪を引きやすい。
休み明けは、仕事のモチベーションが下がりやすいそうだ。
ストレスを溜めるひとは、うつ病になり