意味
「AというよりB」の形でAという表現や判断も間違いではないが、Bの方がより適切だという場合に使われます。
例:可愛いというより、綺麗というより、嬉しいというより etc.
接続
V普+というより
i-A普+というより
Na普+というより
N普+というより
解説
「AというよりB」の形でAという表現や判断も間違いではないが、Bの方がより適切だという場合に使われます。
「~というよりも」「~というよりは」「~というよりか」などのような言い方もあります。
彼女は可愛いというより、綺麗な人だ。
お世話になった先生は、先生というより、親友のような関係だ。
副詞の「むしろ」と一緒に使われることが多いです。
二つを比べて、あれよりもこれを選ぶ。これのほうがより良いという気持ちを表す。
「むしろ」の意味は「~というより」で表される文法の意味と似ているので、「むしろ」が使われることでより意味が強調されます。
彼が正直には話したのは、自分のためというより、むしろ君のためだと思う。
彼らの演技力を見ていると、アイドルというより、むしろ俳優と言うべきだと思う。
前件を省略して、接続詞のように使う場合もあります。
A:私、優柔不断だからすぐに決められないんだよね。 B:というより、元々自分で決める気持ちないでしょ?
A:もう一週間前に連絡したのにまだ返事が来ないんですよ。 B:というより、忘れてるだけじゃないかな?
前後に同じ意志動詞を使って、前は「ない形」、後は「可能形のない形」を使って、意識的に「~しない」のではなく、能力、状況的に「~できない」と言いたい場合に使われます。
A:この海老、こんなに美味しいのにどうして食べないの? B:食べないというより、食べられないんだよ、アレルギーがあるから。
A:今日のパーティー行かないの? B:行かないというより、行けないんだ。仕事が残ってるから。
よりくだけた言い方だと「~っていうより」という言い方になります。
私達っていつも一緒にいるから、友達っていうより、家族みたいだよね。
あの学生は元気がいいっていうより、むしろうるさい。
対比文法
準備中
例文
今日は涼しいというより、寒いと思う。
学生がJLPTに合格できなかったと言われて、残念というより、申し訳ない気持ちになった。
彼は資格を取得するためというより、自分の知識を増やすために勉強している。
このカクテルはお酒というより、ジュースだと思う。
さっきの部長の言い方はお願いというより、命令だから断れるわけがない。























