意味
「~すると、いつも」という繰り返しを強調する場合に使います。
例:見るにつけ、聞くにつけ、考えるにつけ etc.
接続
Vる+につけ
解説
「~すると、いつも」の意味で、あることが起こると、いつも同じことが起こるという繰り返しを強調する場合に使います。
後文には、意志表現は使えず、自然に起こる心の状態しかきません。
また、接続する動詞は限られているので、そのまま覚えてください。
他の動詞も使用しているケースもありますが、これだけ覚えておけば良いと思います。
慣用表現が2つあります。
「何かにつけ」「何事につけ」
「どんな場合であっても、いつも~」「何かあっても、いつも~」という意味です。
この慣用表現の場合は、後文に意志表現も使うことができます。
につけ父に告げ口をします。
妹は何か「につけて」「につけても」と言い換えることができます。
「につけても」の場合は、より意味が強調されます。
につけても父に告げ口をします。
妹は何か「AにつけBにつけ」の形で「それらのどちらの場合でも」という意味を表します。
AとBは互いに相反した事柄が使われる場合が多いです。(例:「良い」と「悪い」など)
につけ悲しいにつけあなたのことを思い出します。
嬉しい「それにつけても」という特別な表現があります。
この言葉を聞くと、ある有名なお菓子のCMを思い出します。
「それにつけても、おやつはカール♪」
日本人でも意味がはっきりしないと思いますが、これは「そのことに関連しても」という意味です。
「~につけ」の文法とは別物として一応覚えておくと良いかもしれません。
対比文法
vs ~たびに
例文
につけお世話になった先生のことを思い出します。
学生の頃の写真を見るにつけ嫌な気持ちになります。
以前の仕事のことを考えるにつけ留学での楽しい日々が思い出されます。
この音楽を聞くにつけ私に文句を言ってきます。
彼は何かにつけ忍耐力が必要です。
何事