意味
ある出来事に対する話し手の感情をまず先に伝えることで気持ちを強調し、その後に具体的な内容を話す表現として使われます。
例:驚いたことに、面白いことに、不思議なことに etc.
接続
Vた+ことに
Vない+ことに
i-Aい+ことに
Naな+ことに
解説
ある出来事に対する話し手の感情をまず先に伝えることで気持ちを強調し、その後に具体的な内容を話す表現として使われる、書き言葉的表現です。
感情を表す限られた動詞や形容詞と接続します。
・驚いたことに ・困ったことに ・あきれたことに
・信じられないことに ・許せないことに ・考えられないことに
・嬉しいことに ・面白いことに ・悔しいことに ・珍しいことに ・ありがたいことに ・恥ずかしいことに ・申し訳ないことに
・残念なことに ・幸いなことに ・不幸なことに ・不思議なことに ・気の毒なことに ・厄介なことに ・皮肉なことに ・ラッキーなことに
他にもありますが、よく使われるものを書いてみました。
ことに、彼は東大卒のエリートらしい。
残念なことに、明日のデートの約束がなくなってしまった。
後件には意志を表す表現は使えません。
意志を表す文
嬉しいことに、来週から旅行に出かけるつもりです。
意志を表さない分
嬉しいことに、来週から旅行に出かけることになりました。
「~べきことに(は)」は「当然聞き手も~だろう」という事柄を述べ、聞き手に共感を求める場合に使われます。
「~べき」には「当然そうなるはずだ」という意味があることを考えるとわかりやすいですね。
限られた動詞にだけ接続します。
・驚くべきことに ・注目すべきことに ・悲しむべきことに ・恐るべきことに
ことに、ウイルスによる死者が全世界で100,000人を超えたらしい。
注目すべきことには、日本のウイルスによる死亡率の低さである。
対比文法
準備中
例文
ことに、オリンピックのチケットが4枚も当選した。
ラッキーなことに、街中に大好きな芸能人から声をかけられた。
信じられないことに、彼はまた宿題をやってこなかったらしい。
あきれたことに、毎日たくさんのお客さんがお店に来てくれる。
ありがたいことに、断食をしたら花粉症が治った。
不思議な