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意味
最小単位を表す語について、後ろに続く否定表現を強調する場合に使われます。
例:一日として~ない、一人として~ない、一つとして~ない etc.
接続
N+として~ない
解説
最小単位を表す語について、後ろに続く否定表現を強調する場合に使われる、やや硬い書き言葉です。
「一+助数詞」の形で接続します。
として勝ったことがない。
この爆発が起こった建物の中にいた人達は、一人として生き残った者はいなかった。
補足
「疑問詞(何、誰、どれ)+一+助数詞」の形で使われることも多いです。
この形の場合は「として」を省略することもできます。
(として)約束の時間に来なかった。
人生には何一つ(として)無駄なことはない。
補足
最低限の意味を表す助詞「も」を使った「~も~ない」とほぼ同様の意味ですが、「~として~ない」の方がより否定表現が強調されています。
として忘れたことがない。
あの日の出来事は一日も忘れたことがない。
補足
基本的には「一」を使いますが、「二人としていない」という言い方もあるようです。
「二人としていない」の意味は「一人しかいない」と同じ意味です。
こちらについては、いくつかのブログで書かれていたのを見つけたので、参考として記載しました。
ただし、調べた限りでは「二人としていない」という表現が正しい根拠が見つかりません。
「二人」を使う場合は「二人といない」という言い方が自然です。こちらも同様に「一人しかいない」という意味です。
二人といない。
彼のような天才はこの世に最小単位を表す語について、後ろに続く否定表現を強調する場合に使われる。ほとんど「一+助数詞」の形で接続する。「疑問詞+一+助数詞」の形も良く使われる。
類似文法
~たりとも~ない
N1文法 ~たりとも~ない 意味
最小単位を表す語について、後ろに続く否定表現を強調する場合に使われます。 例:一日たりとも~ない、一滴たりとも~ない、一瞬た...
例文
として安心して過ごせる日はなかった。
戦争中は一日として50点を超えなかった。
試験問題を難しくしたら、一人として目が離せない。
この映画は最初から最後まで一時として反対する人はいなかった。
社長の無理な提案に対して、誰一人として成功することができなかった。
今までさまざまな事業を立ち上げたが、どれ一つ参考論文
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