N1文法

N1文法 ~ずくめ

~ずくめ

意味

「あるもので満たされている」「あることが次々と起こる」という意味を表します。

例:黒ずくめ、残業ずくめ、いいことずくめ etc.

接続

N+ずくめ

解説

名詞に接続して、「あるもので満たされている」「あることが次々と起こる」という意味を表し、身の回りにあるもの、身の回りで起こる出来事について使われます。
よく使われる名詞は決まっているので、「名詞+ずくめ」をセットで覚えましょう。
「いいことずくめ」「おめでたいことずくめ」「うれしいことずくめ」「結構ずくめ」「ごちそうずくめ」「宝石ずくめ」「会議ずくめ」「残業ずくめ」「記録ずくめ」「異例ずくめ」「黒ずくめ」などがよく使われます。

色が使えるのは「黒」だけです。他の色は使えないので注意しましょう。

以下のような考え方もあります。

数えられる名詞に接続しやすい。

「うれしいことずくめ」「記録ずくめ」「会議ずくめ」

量を表す場合は接続しにくい。

「泥ずくめ」 「泥だらけ」「泥まみれ」

「血ずくめ」 「血だらけ」「血まみれ」

ただし、「ずくめ」に使われる名詞は限られているので、暗記してしまった方がいいでしょう。

補足

好ましいことでも、好ましくないことでも、どちらでも使うことができます

最近は、彼女ができたり、昇進できたり、いいことずくめだ。
同僚が急に仕事を辞めてしまったので、仕事が増えてしまい毎日残業ずくめだ。

似た文法の「~だらけ」は主に好ましくないときに使います。

N3文法 ~だらけ 意味 あるものが非常に多く存在していて良くない状態になっていることを表します。 例:ごみだらけ、問題だらけ、借金だらけ ...
補足

「ずくめ」「づくし」の意味は日本人でも間違う方が多いので注意しましょう。
「ずくめ」「づくし」漢字で書くと「尽くめ」「尽くし」と同じ漢字を使います
平仮名で書くときは、「ず」「づ」で異なるので注意しましょう

それぞれ、辞書に書かれている意味を確認してみましょう。

ずくめ

名詞およびそれに準ずる語句に付いて、何から何までそればかりであることを表す。すべて…である。(三省堂·大辞林 第三版)

づくし

名詞に付いて、それと同類のものをすべてあげる意を表す。(三省堂·大辞林 第三版)

簡単に言うと以下のようになります。

「ずくめ」=ある一つのものがたくさんある。
「づくし」=同類のものがたくさんある。

そのため、全く同じ一種類の物だけでなく、複数の種類があるというような場合には「づくし」を使った方が自然でしょう

今日の夕飯は魚づくしだ。

もし一種類の魚だけであれば「魚ずくめ」でもいいかもしれませんが、おそらく色々な種類の魚が並んでいると思われるので、「魚づくし」が自然かと思います。

「ずくめ」は無意志的(受動的)、「づくし」は意志的(能動的)と考えられる場合があります。

以下の例文を比較してみましょう。

今日は朝から晩まで初めてずくめで、とても充実した一日だった。
今日は朝から晩まで初めてづくしで、とても充実した一日だった。

前者の「初めてずくめ」は自分の意志は関係なく、受動的に一日を楽しんだ場合後者の「初めてづくし」は自分の意志で何かをして一日を楽しんだということになります。

先に説明した、「一つの物」「同類の物」の考え方の場合、「初めて以外の同類の物」というのは不自然とし、「初めてづくし」は誤用であるという考え方もあります

「あるもので満たされている」「あることが次々と起こる」という意味を表す。接続する名詞は限られているので暗記すること。また「ずくめ」と「づくし」の意味は似ているので注意すること。
 

 

対比文法

準備中

例文

飛行機に複数の黒ずくめの男達が乗り込んできたので、少し怖かった。

今年は日本語能力試験にも合格できたし、就職も決まったし、本当にうれしいことずくめだ。

今年のオリンピックは若手が大活躍して、記録ずくめの大会となった。

本日発表された人事は過去にない異例ずくめだった。

今月は姉の子供が生まれたり、妹が結婚したり、おめでたいことずくめだ。

参考論文

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