対象レベル
N5以上
日本語能力のレベルについては以下の記事を参考にしてください。
人数
10名~30名程度
ゲーム時間
10分~20分程度
準備する物
参加者の人数から一つ減らした数の椅子
ゲームの流れ
STEP.1
参加者全員で一人一つの椅子を持って、全員で大きな円を作る。
この時、椅子は全て内側に向けてください。
STEP.2
全員の中から一人選んで、選ばれた人は自分の椅子を円の外に出し、円の中心に移動します。
STEP.3
円の中心にいる人は、大きな声で複数の参加者に当てはまる特徴を言います。
例えば「黒い靴下を履いている人!」などです。
実際の「フルーツバスケット」は参加者全員に色々なフルーツを設定します。Aさんはりんご、Bさんはみかん・・などです。そして、円の中心にいる人がそのフルーツの名前を大きな声で言うのが本来の「フルーツバスケット」です。ただし、これから説明するルールの方が一般的に広く行われていて、そのルールが「フルーツバスケット」として浸透している(実際は「なんでもバスケット」という)ので、こちらのルールで説明します。
STEP.4
円の中心にいる人が言った特徴が自分に当てはまっていた場合は席を移動しなければなりません。
この時、以下の行動はダメです。
力づくで席を奪い取ること。
自分に当てはまっているのに、移動しないこと。
また、参加者が席を移動している間に、お題を言った人も空いた席に座ります。
STEP.5
席に座れなかった人が、円の中心に行ってまたお題を言います。
これを繰り返します。
個人戦なら3回席に座れなかったら負け、チーム戦なら全〇回のうち各チーム何回座れなかったかを数えて多いチームが負けなどのルールで勝敗を決めます。
お題を言う時、「フルーツバスケット!」というと、その場にいる全員が移動しなければならないというルールがあります。あまり使いすぎると人同士がぶつかったりトラブルの原因になるので、一人〇回までと決めておくといいでしょう。
ポイント
「~な人」「~した人」など名詞修飾の日本語をたくさん使うことができますね。
日本人なら子供の頃だれもがやったことあるゲームで、必ず盛り上がるゲームです。
教室での活動だと盛り上がり過ぎて、他の教室の迷惑になったり、怪我をしてしまうことなどもあったりするので注意してくださいね。
よくあるトラブルを以下にまとめておきますね。
お題をすぐに言えないと、雰囲気が悪くなることがあるので、司会者(教師)がヒントを出したり、ゆっくりカウントダウンしてあげたりするとスムーズに進みます。
お題がプライバシーに関わる内容(年齢や結婚の有無など)は言わないようにと最初にしっかりと伝えておきましょう。
同時に椅子に座った場合に、席を取り合うトラブルに発展することがあるので、そういう場合は平等にじゃんけんするなど、予めルールを決めておきましょう。
こういったゲームは教師と生徒との関係、生徒同士の関係を良くすることにも繋がります。
カリキュラムの進捗に余裕がある場合などはぜひこういったゲームを取り入れてみてくださいね。
補足
私は定期的に国際交流会を開催して、上記のようなゲームを行っています。
国際交流会開催の経緯などについては以下を参考にしてみてくださいね!