意味
そういう様子、状態に見える、感じられるという意味を表します。
例:田舎じみる、子供じみる、年寄りじみる etc.
接続
N+じみる
解説
そういう様子、状態に見える、感じられるという意味を表し、主に好ましくないことに使われます。
限られた一部の名詞に接続します。
「田舎」「子供」「年寄り」「所帯」「芝居」「説教」「脅迫」「狂気」「化け物」「獣」などがよく使われます。
最近の政治家の行動や発言は子供じみていると思う。
私はお茶や着物が好きなので、よく周りの人から年寄りじみていると言われる。
名詞に接続する「N+じみた+N」という形がよく使われています。
私は将来結婚しても、所帯じみた人にはなりたくない。
最近、アルバイトをしているお店に、脅迫じみた電話がよくかかってくる。
好ましくない意味で使われることを改めて確認しておきます。
小学生の息子はよく大人じみた話し方をする。
小学生である子供が大人のような話し方ができることは好ましいことに感じられますが、「~じみる」は好ましくないことに使われる文法ですので、話し手は「子供のくせに大人みたいな話し方をするな」という否定的な見方をしています。
「~じみる」は漢字で「~染みる」と書きます。
「染みる」の本来の意味は以下です。
液体などが中に入って汚れること。
この本来の意味が派生して、本文法は「ある要素が中に入って、汚れる(好ましくない状態になる)」という意味で使われていることがわかりますね。
対比文法
準備中
例文
先輩は誰かにアドバイスするとき、いつも説教じみている。
いつも年寄りじみた服を着ていたら、彼女なんてできないよ。
現在の世界チャンピオンは30戦30勝という戦歴で、化け物じみた強さだ。
あの俳優は毎回芝居じみた話し方で全然感動させられない。
彼女の獣じみた叫び声は周りの人皆を驚かせた。























