スポンサーリンク
概要
皆さんは大きな怪我をしたことがありますか?
そんなとき、どのくらいで完全に治るのか気になりますよね。
以下のような言葉を聞いたことがあると思います。
「全治」
「完治」
この2つの言葉の意味の違いがわかりますか?
例えば、医者から「全治3ヶ月」と言われた場合、3ヶ月経ったら自由に運動しても大丈夫でしょうか?
意味
それでは、辞書に書かれている意味を確認していきましょう。
全治
病気やけががすっかりなおること。全癒。全快。(岩波書店·広辞苑第六版)
病気やけがなどが完全に治ること。全快。ぜんじ。(三省堂·スーパー大辞林)
完治
病気やけがが完全に治ること。(岩波書店·広辞苑第六版)
病気やけがが完全に治ること。(三省堂·スーパー大辞林)
解説
辞書から意味を判断すると「全治」も「完治」も「完全に治ること」と書かれていますね。
それでは、全く同じ意味ということでしょうか?
実は、「全治」は「完全に治ること」という意味だけでなく「全有効治療期間」を省略した言葉であるとも言われています。
そのため、医者から伝えられる「全治(全有効治療期間)」とは「病院に通い、治療を必要とする期間」という意味であり、完全に治る期間ではありません。
「全治3ヶ月」と言われても、3ヶ月経ったらすぐに運動できるわけではなく、「完治」するまで待ちましょう!
全治・・・病院に通い、治療を必要とする期間。
完治・・・怪我をする前の状態に戻ること。完全に治ること。
例文
全治
全治一ヶ月と診断された。
試合中に怪我をしてしまい、全治一週間と言われたが、一週間経ってもまだ痛みがある。
完治
完治するまでは三ヶ月かかった。
全治一ヶ月と診断されたが、完治することはないらしい。
この怪我は全治一年かかると言われたが、元通りにスポンサーリンク
スポンサーリンク