日本語だけで国際交流会について
私は、2015年から定期的(年間80~100回程度)に日本人と外国人との国際交流イベントを企画、運営しています。
なぜこのようなイベントを始めたかというと、日本に住む留学生達の以下のような声からでした。
日本人の友達ができない
他の国の友達も作りたい
日本語を話す機会がない
どうして日本に住んでいるのにこんな声が多いのか、色々な理由があるのですが特にここでは説明を省きます。
とにかく色々な人と交流して友達を作ってほしいと思い「国際交流会」を開催することに決めました。
結果として、現在進行形でたくさんの方に参加していただいています。
当初は外国人のためにイベントを開催していたのですが、しばらくしてから日本人の参加者から以下のような声をもらうようになりました。
初めて国際交流イベントに参加しました!
このイベントでできた外国の友達と言語交換しています!
イベントがきっかけで初めて海外に行きました!
とにかく初めて国際交流イベントに参加したという人が多いんです。
「日本語だけ」というフレーズが思ってた以上にイベント参加へのハードルを下げていたんですね。
そういう方達の多くは、海外に行ったことがないような方達でした。
後日、「初めて海外に行った」「留学することに決めた」などの声を聞くと、
このイベントは日本人にとって、外国人を身近に感じてもらう良いきっかけを作りだすことができるんだなと感じました。
私は日本語を上達させる一番の方法は「実際に日本人と交流すること」だと思っています。
日本語教師である私が言うのもなんですが、わざわざ学校に通ったりしなくても日本人との交流が多ければどんどん上達していきます。
そのため、私達のイベントを通して、外国人と交流しようと思う日本人が増えていき、外国人の日本語レベルがより向上していけばと私は願っています。
現在、私自身一般の日本の方に日本語教育をより身近に感じていただくための活動を行っています。
一人でも多くの日本の方が、外国人に関心を持ち、日本語教育に関心を持ち、外国人の日本での生活の力になってもらえたらと思います。