N4文法

N4文法 ~すぎる

~すぎる

意味

ある程度がちょうどいいレベルを超えていると言いたい場合に使います。

例:飲みすぎる、高すぎる、元気すぎる etc.

接続

Vます+すぎる
i-A+すぎる
Na+すぎる

ない→なさすぎる

解説

ある程度がちょうどいいレベルを超えていると言いたい場合に使い、主に話し手のマイナスな評価を表します。
「すぎる」は漢字で「過ぎる」と書きます。
「過」は「程度が普通のレベルを超えている」という意味があります。(例:過保護、過呼吸など)

お酒を飲みすぎるのは、健康に良くないよ。
今日の気温は40℃だって。暑すぎるよ。

補足

通常はマイナスの評価を表す文法だが、特に若者の間で使われている「~すぎる」はマイナスの意味を持たない場合もあります。

この店のカレーライスはおいしすぎる
隣のクラスの転校生の女の子が可愛すぎる

補足

「~すぎ」の形で名詞として使う場合も多いです。

ダイエットするって言ってたのに、最近甘い物を食べすぎじゃない?
夏休みだからって、毎日寝すぎだと思うよ。

習慣的な内容や現在進行中の出来事を表すときは、「~すぎる」「~すぎ」どちらでも使えます。

娘は最近勉強しないで、彼氏と遊びすぎていると思う。
娘は最近勉強しないで、彼氏と遊びすぎだと思う。

一回限りの出来事の場合は「~すぎ」と置き換えにくいです。

昨日は、一日中遊びすぎた
昨日は、一日中遊びすぎだった。 

補足

「ない」は「すぎる」と接続すると「なさすぎる」となります。(※「なすぎる」ではありません)

会社をクビになったので、お金がなさすぎる
やりたいことがいっぱいあるけど、時間がなさすぎる

動詞の「ない形」に「すぎる」が接続した場合「~なさすぎる」と「~なすぎる」の二通りの言い方ができる場合があります。

彼は一般常識を知らなさすぎる
彼は一般常識を知らなすぎる

彼女は以前人に騙された経験があり、それ以来、人を信じなさすぎる
彼女は以前人に騙された経験があり、それ以来、人を信じなすぎる

補足

名詞に「~すぎる」が接続する場合があります。
「高○○」「好○○」など程度を表す接頭語がついている名詞、または「良い」などの一部の形容詞に修飾された「良い人」などに限られます。

あの人、東大を卒業して、その後アメリカの大学院を卒業したらしいよ。高学歴すぎるよね。
彼は人に何か頼まれたら絶対に断れないみたいだね。良い人すぎるよね。

ある程度がちょうどいいレベルを超えていると言いたい場合に使い、主に話し手のマイナスな評価を表す。現代では、マイナスの評価を含まない言い方も多々使われている。
 

対比文法

準備中

例文

今日は一日歩きすぎて、もう足が動かない。

昨日は友達とカラオケで歌いすぎて、今日は声がガラガラだ。

昨夜は良いことがあったので、時間も忘れて飲みすぎた

校長先生の話は長すぎるので、みんな眠そうにしている。

田舎の夜は静かすぎて、全然眠れない。

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